フィードバックの場面で役立つツール5選【Hyper Island TOOL BOX】

HI TOOL BOX(ハイパーアイランド ツールボックス)は、ハイパーアイランドがキュレーションし実践している、メソッドやアクティビティをまとめたものです。
チームや組織の可能性を引き出し、創造的なコラボレーションを行いたいと考えている方のために無料で公開しています。
今回はその中から、フィードバックを行う場面で役立つツールをご紹介します。私たちは、日々職場や家庭において、また自分自身に対してフィードバックをする機会がありますが、フィードバックの適切な方法を身に着けている方は多くないのではないでしょうか。効果的で有益なフィードバックは、チームの生産性を上げ、人生をよりよく変えていくことができます。今からご紹介するツールやエクササイズはすべてオンラインでも実施可能です。個人で行えることからチーム全体で行えるものまでご紹介していますので、ぜひ様々な場面でご活用ください。
 
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1.効果的なフィードバックの法則


このエクササイズの目的は、効果的なフィードバックの主要原則とは何かを特定することです。始める前に、必要に応じてフィードバックとは何か、なぜそれが有用な実践であるのかをグループで簡単に話し合いましょう
 
最初に参加者をペアにし、効果的、有益なフィードバックを受けた場合と、逆効果、妨げになるフィードバックを受けた場合の例を話し合います。次にグループ内で経験談を共有し、「効果的なフィードバック」を定義し、最後に自分たちが協力していくための原則を特定していきます。このプロセスは、フィードバックの授受を具体的に体験するためのもので、対面式でもオンライン式でも実施可能です。
 
このセッションは、フィードバックの授受という具体的な経験と組み合わせる必要があります。 参加者が効果的な原則と具体的な経験の両方を得ることができるように、次で紹介する「現在の印象」や「感謝を伝えるフィードバック」などのセッションと組み合わせて行うとより効果的です。
 
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2.現在の印象


このエクササイズの意図は、相手に自分が感じた印象を伝えることで、人々が自発的にお互いにプラスの影響を与えられるような、質の高い繋がりを作り出す事にあります。
 
オープネス(オープンである事、風通しの良い状態)は、建設的な人間関係や活気あるチームを築く上で最も重要な要素の1つです。オープネスは信頼を生み、信頼はさらなるオープネスを生みます。このエクササイズは、グループが信頼とオープネスを築く事をサポートし、個人が自分の感情を認識し、その感情が他者に与える影響を知るセルフアウェアネス(自己認識)とインサイトを得ることを目的としています。また、常にグループダイナミクスを意識して、慎重に行う必要があります。
 
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3.感謝を伝えるフィードバック


このセッションは、お互いの感謝と関心を共有することに焦点を当てています。グループのメンバーがある程度打ち解けて、お互いを知り合っている段階での「軽い」フィードバックの練習に適しています。
 
先ほど紹介した、『現在の印象』とあわせて、新設のチームにも適したエクササイズです。
 
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4.個人リフレクション


リフレクションとは、「内省」「振り返り」のことです。個人リフレクションは、大きな意味でいえば、自分自身に対するフィードバックと言えます。
 
個人で行うリフレクションは、複雑な経験を分解し理解することで、成功体験の繰り返しや改善に結びつけることができます。また、失敗を成長のための学びに変えることもできます。リフレクションの形式は柔軟です。主要なステップをした後、最後に「起こすべき行動」を見いだしましょう。
 
リフレクションは1度習慣にしてしまえばどこでもできるものなので、あまり身構える必要はありません。大切なことは、落ち着いて集中できる余裕を作り、主要なステップに沿って行うことです。
 
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5.1年の振り返り


1年の終わりに、翌年はどんな年になるだろうか?と思いを巡らすことは、みなさんも経験があると思います。
前もって計画し目標を持つことは素晴らしいことですが、何がうまくいっていないか、何がうまくいっているか、そして何を改善することができるかなど、振り返ることから様々な学びを得ることができます。
 
1年の終わりだけではなく、半期、四半期ごとに行うのも良いでしょう。またこのリフレクションは、個人だけではなく、チーム全体で行うこともできます。ぜひこの方法に沿って、自分自身、そしてチームへの振り返りとフィードバックを行ってみてください。
 
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